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レモンの葉も一枚はちみつに沈めた。
diary photo 夏の癒しの第1弾。夏がくる前に、自宅からそう遠くはない草原の、こんもりした木立の中で飼っている、日本ミツバチのはちみつを近所の市場でみつけた。それまではアカシア蜜やレンゲ蜜といった花の種類にこだわったことはあるけれど、今回は日本ミツバチのかわいらしい姿に惹かれて買ってみた。
 その夜、食後だし、ほんのちょっと舌先に味見のつもりだったのに、それまでのはちみつの概念は覆された。甘さは蜂蜜独特の濃密さがなく清らかで、しばらくして口の中に様々な花の精が舞い立つ感じ。百花蜜は初めてだが、花よりも、これが日本ミツバチの味なのかと。
 春が旬の国産レモンを薄くスライスして、自家栽培中のレモンの葉も一枚はちみつに沈めた。冷蔵庫に入れておくといつまでも鮮やかに yay fresh bleeze, summer solaces… 氷たっぷりのグラスにこれを1枚載せて、静かに底に滴る雫を飲む。

7月10日
diary photo 夏の癒し第2弾。今年こそは完熟梅の梅干しめざして、シソの出る時期を待ち構えていた。6月の初めにシソが出回ったので塩漬けにしておこうと、枝ごと洗って干そうと広げたら、たくさんの葉が抜け落ちた。これを集めてシソジュースでも作ってみようかということに。
 その名は耳にしていたけれど我が家はさほど甘い飲みものは好まないので作ったことはなかった。お湯で葉を10分茹でた汁を濾して、白い角砂糖とホワイトビネガーを加えたら、目の醒めるようなラズベリー色にさっと変わったときは、おおっ、と思わず感嘆の声が出た。
 氷に液を垂らせば滴り落ちる、ネオンみたいに人工的なピンクの刺激を侮ってはいけない。リセット&リフレッシュ効果。それはちょうど、灼熱の砂漠を旅する夕暮れ、モヒートミントを飲みたくなる衝動にも似て…ことのところすっかり、夕食のしたくをしながら、シソジュースは脇に欠かせぬ存在となり、2回目を作った。

7月20日
diary photo 夏の癒し第3弾はレーズン酵母作り。いつもグラノーラ作りに用いるトルコの天日干しのサルタナレーズンは、オイルコーティングをしていないので、発酵させて酵母を作れるかもしれない。自分で酵母を作ったことがなかったけれど、レーズン酵母はもしかしたらワインみたいな香りかしらと期待もした。
 レーズン酵母作りの基本というのを検索した。教えの通り、大きなグラスの底に一握りのレーズンを入れて3倍の量に届くまで水を注いだ。ラップで軽く蓋をして、台所の暗がりに置いた。夕方になってオリーブの木のスプーンで底をくるりとかき混ぜて、泡を観察しながらそっと戻す。三日三晩繰り返した翌日の夕方には細かな泡がブクプクと立って、出来上がりなの?うれしい。
 酵母液を濾して、地粉と混ぜて捏ねて、冷蔵庫で低温発酵させると、きめ細かいふっくらドウからは、心なしかぶどうの香り漂う。ピタパンを作って夏の食卓に。